不正出血

不正出血とは通常の月経以外の時に膣や子宮などから出血することをいいます。

出血量も時期も様々で月経との見分けが難しい…などありますが、中には病気が原因の出血もありますので正しい知識を持つことは重要です。

~不正出血を伴う主な婦人科疾患~
・子宮体がん、子宮頚がん、卵巣がん
・子宮筋腫
・子宮内膜症
・子宮頚管ポリープ
・クラミジア感染症
・子宮頚管炎、子宮内膜炎、卵管炎

など、様々な疾患が原因となっているものもありますが、ホルモンバランスの異常が関わっているものも多くあります。

中医学における不正出血

中医学的にみると、不正出血には肝と脾と腎の機能が関係していると考えます。
肝は血を貯蔵して栄養を各臓器へとスムーズに送る働きがあります。しかし肝はストレスを真っ先に受ける臓器でもありますから、ストレスによって血流異常の状態となるのです。
脾は主に栄養分を消化吸収しエネルギーに変える働きがありますが、血が血管外に漏れないように制御する重要な働きもあります。脾の働きが弱まっていると出血しやすい状態となるのです。
腎は成長・発育・生殖・老化に関係しますので、子宮卵巣やホルモンの異常と関係してきます。

 

中国伝統療法での不正出血治療


●不正出血に関する経絡にアプローチ

肝と脾と腎の経絡へアプローチしていきます。鍼やお灸や経絡マッサージで主要なツボとともに経絡の調整をしていきます。

 

 ●生理に関する経絡ツボを調整

女性の身体には生理に重要な経絡があります。この経絡を調整することで、ホルモンバランスを整え、子宮・卵巣に新鮮な栄養分が行きとどき、その結果正常な生理へと導くことができます。

 

 ●心と脳への経絡調整
心や脳へアプローチする経絡もあります。精神的に疲れていると脳にも影響を及ぼします。脳にある視床下部-下垂体系はホルモンコントロールをしている大切な部分ですが、ストレスに敏感な場所なので精神的な疲れはホルモンバランスを乱してしまいます。生理にはホルモンバランスは重要ですので、心と脳も調整していきます。

 

 ●全身の血流循環調整による代謝UP
鍼灸、経絡マッサージなどで主要な経絡へアプローチするだけではなく、全身の血流循環を改善するために吸い玉を用いた方法や、漢方温熱療法などを取り入れていますので、全身的な血流・代謝UPが望めます。

    
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