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過去のコラム
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2月19日
今日は月経血についてのお話です。
中医学では、月経血は体調や体の状態を示すバロメーターと考えています。
不妊や婦人病といったトラブル、他にも何か症状や病気がある場合、月経に
も何かしらのシグナルが現れることも多いのです。「生理とは関係が無い症状
なのに生理のことを訊かれた」という経験のある方もいらっしゃいますよね。
主な観察のポイントは期、量、色、質の四つです。もちろん、たまに月経の
様子が乱れることは誰にでもありますが、以前と違う状態が連続して三周期
以上続くようであれば、治療を要する可能性もありますので、一度婦人科で
診て頂くことをお勧め致します。
正常な月経
●期
・周期は一般的に27~35日
・月経持続日数は3~7日程度
あくまでも目安であり、実際には個人差があります。ただし、初潮からずっと
周期が三カ月に一回なのであれば、不妊症の可能性も考えられます。
●量
・毎回約60~120ml
・一般的に初日と4日目以降は量が少ない
月経量は年齢によっても変化します。初潮を迎えたころは量も少ないのです
が、だんだんと正常な月経が訪れるようになり、40代を迎える頃になるとまた
量が減り始めます。
●色
・やや暗い赤色
極端に色が黒っぽい場合は、血のめぐりの悪い状態(瘀血)、体の冷えなど
考えられます。血の色が薄くてサラッとしている場合には、血が不足している
状態(血虚)や体のエネルギー不足の状態(気虚)などが関わっていると考え
ます。
●質
・普通の血液より濃く、ややどろっとしている
・粘ったり、塊が混じっていない
月経血は妊娠しなかったために不要となった子宮内膜組織と血液のほか、
子宮や膣からの分泌物、膣の上皮細胞などが混じったものです。普通の血液
より濃く、ややどろっとしているのが特徴です。ただ、糸をひくような粘りがあ
る、逆に水のようにサラサラとしている、かたまりが混じっている場合は、体に
何かしら問題があることを示しています。
当院で行う不妊鍼灸治療でも、舌診や脈診などに加え、月経の様子も伺い
ます。中医学独特の「体質」の考え方(瘀血・血虚など)を基に総合的に
判断し、患者さまの今現在の状態に合わせて鍼灸治療を行ってまいります。
ただ、不妊治療ということを考えますと、基礎体温を測ることが何よりも重要と
なります。体温の変化を観察することで、卵胞期と黄体期のホルモンバランス
はどうなのか、排卵はきちんとされているのか把握できますので、月経血の
観察と同様、基礎体温をしっかりと測る習慣を身につけておくことをお勧め致し
ます。
(参考:心と体にやさしい不妊治療/文芸社)
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