腸は第2の脳

満開だった桜にも葉が出始め春も本番といったところですが、まだまだ気温の変動が大きい時期でもあります。気温の変動は思いのほか体に負担をもたらします。また、春は新年度の始まりでもあり新しい環境に何かとストレスもたまりがち。毎日の寒暖差やストレスに体は順応しようと自律神経はフル活動します。一日の中で少しでもリラックスする時間を持つようにしたいものですね。
とは言うものの、なかなか思うようにいかないのが現実ですよね。

近年「腸は第2の脳」と言われていることをご存知ですか?緊張や精神的ストレスで下痢や便秘を経験した人も多いのではないでしょうか。このように腸と脳は自律神経を通して密接な関係にあるようです。脳が強いストレスを感知すると自律神経が乱れ、自律神経でバランスをとっている腸のコントロールも出来ず下痢や便秘等になることがあります。また、腸が不調だと脳に影響を与え、イライラしたり落ち込んだ気分になったり不眠になるなどの不調が出るそうです。
腸が整うと抗ストレスホルモンの放出が脳でスムーズに行われるようになるため、過剰なストレスを感じにくくなります。また自律神経を介して腸の運動も正常化し快腸(快調)になる、という良い循環が行われるようになります。腸の健康を保つことがストレス予防に繋がるのです。最近では生きたままの乳酸菌を腸に届ける食品など手軽に摂取できるものも増えています。普段の食生活にこのような発酵食品を積極的に取り入れることをお勧めします。

そして鍼灸治療にも自律神経の調節をし、心身を整える作用が期待できます。セルフケアで症状の改善が見られない場合、鍼灸治療で脳と体のバランスを取るお手伝いを致します。日常から少し離れ、鍼灸でストレスに強い体づくりを始めるのはいかがですか?
ストレスをうまく乗り越えて、さわやかに新年度のスタートを切りましょう。
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