7月19日 女性ホルモンの材料 「コレステロール」 コレステロールは多すぎると動脈硬化の原因になり、心筋梗塞や狭心症を招きやすくなると いわれますが、女性ホルモンの材料は、ずばり「コレステロール」です。 体内でのコレステロールの役割 ①細胞膜の材料となる。 低値による弊害 (血管が破れやすく、脳卒中が起こりやすくなる。貧血になる。) (病気に対する抵抗力が弱くなり、免疫力の低下から感染症にかかりやすくなる。) ②女性ホルモン、男性ホルモン、副腎皮質ホルモンの材料となる。 低値による弊害 (不妊症、ED、うつ病など) ③胆汁酸の材料となる。 低値による弊害 (「胆汁」の主成分になるため、低値では脂肪の消化吸収を阻害される。) ④ビタミンDの原料となる。 低値による弊害 (カルシウムやリンの吸収が進まないため骨粗しょう症など) とかく悪者扱いされる「コレステロール」ですが、人をはじめ動物が生きていくには不可欠な 栄養素です。 なお、「コレステロール」が全身の細胞に供給されるには血液中に溶け込まなければなりま せん。 しかし、脂肪の一種であるコレステロールはそのままの状態では血液には溶け込めません。 「アポ蛋白」という水になじみやすいたんぱく質に包まれた状態で血液中を流れます。 よって、不妊治療をおこなっていくうえでは、高脂血症など特別な場合をのぞき、 この「たんぱく質」と「コレステロール」を含む食品を上手に摂取するようにしましょう。 |