性感染症と不妊について

11月26日

今回は、「性感染症と不妊について」お話します。

骨盤内に炎症をもたらす疾患は、卵管を詰まらせたり、卵管采によるピックアップ機能が正常に働かないなどと言った「受精障害」をもたらし、不妊の原因としても知られるところです。卵管にまつわる不妊は、全体の約35%と実に多く占められています。

クラミジア感染症は現在最も感染者の多い性感染症で、一般女性にも感染が多く、クラミジア・トラコマティス(Chlamydia trachomatis)というウィルスと細菌との中間の大きさの病原体によって起こります。
主たる病変は子宮頚管炎で、症状がほとんどない為治療を受ける機会がないまま、やがて上行感染へと進行していきます。
大事なのは、他の感染症や病気と同様に予防、早期発見、早期治療であり、その中でも特に予防が1番です。心当たりがあれば症状がなくても、受診、検査を受けられることをお勧めします。
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